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沖之島文久神楽保存会の由来
【村の宝物】
文久(ぶんきゅう)二年(西暦1862年)九月、尾張國(おわりこく)海東郡(かいとうごおり)沖之島村(おきのしまむら)の氏子(うじこ)有志により寄進された神楽屋形は一年の収穫を感謝する秋祭り祭礼に欠かせない村の宝物となりました。
昭和三十四年(西暦1959年)九月、東海地方に甚大な被害をもたらした伊勢湾台風以後、度々の修復を重ね秋祭りに巡行されていた神楽屋形も破損と老朽化が著しく、神楽庫に保管されたままになってしまいました。
平成二年頃より神楽屋形の修復計画が持ち上がり、氏子総代および沖之島役員方の協議の結果、沖之島神楽保存会が設立され、七宝町役場のご尽力により愛知県の地域文化振興補助金を受領できる事になり、弥富町の加藤仏壇店に修復を依頼しました。

【お囃子の復活】
平成五年(西暦1993年)、2年余りを掛けた修復作業が完成し、白木の神楽屋形が金箔張りの艶やかな姿となって村へ戻って参りました。 
縁あって隣町の大治太鼓保存会若山善之会長に屋形神楽太鼓のご指導をお願いする事ができ、途絶えていたお囃子が三十数年ぶりに復活し、その年九月の「神楽屋形修復披露」、十月の定例「秋季大祭」を華やかに盛り上げる事ができました。
平成六年、地域の貴重な文化財である神楽屋形の保存と伝統芸能の伝承、また地域住民の親睦に寄与する事を目的に、文久の先人達の功徳を讃えて、名称に文久の二文字を冠し、沖之島文久神楽保存会が発足いたしました。


【記念曲 東雲・芳春院伝説】
平成十三年秋、新進気鋭の和太鼓奏者友永綾美氏を講師に招き、大人の祭太鼓の更なる技術向上を目指すことになりました。
平成十四年の秋祭りには、加賀百萬石の礎を築いた前田利家公正室おまつの方御生誕と平成十二年の神明社(しんめいしゃ)御造営を寿ぎ、友永綾美氏に創作を依頼している壮大な記念曲「東雲(しののめ)・芳春院伝説」がお披露目の運びとなります。
平成十六年には沖之島文久神楽保存会発足10周年記念の特別公演を計画しています。
沖之島文久神楽保存会は大人子供、総勢40数名となり、神社祭礼を始め町内外の催事に年間数回の演奏披露を行い、地域の重要な文化団体として熱い視線を浴びています。

                          

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